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現場スタッフの健康管理を一番に優先しています。

有機溶剤作業主任者
澤田みのりさん
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あまり耳にしない資格ですが…

そうですね。工業高校だったもので、授業の一環で取得したという感じです。将来の仕事に活かそうとか、しっかりとしたビジョンもなかったので自然な流れで(笑)。一般の方の場合だと18歳以上が受験対象者で、一定期間の講習と修了試験を受けることが必須です。東京労働基準協会連合会が主宰していて、月1回試験を催行、受講料は9,000円。有機溶剤の名前を必死に覚えましたね。クロロホルムなどの化学物質がどう体を害するのか?とか、 実際に有機溶剤が体内に入ったときの症状を中心に勉強しました。 |
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現在、資格を活かした仕事を?

はい。主に地方でトンネル工事の現場に出ています。過去に印刷工場での仕事も経験してきました。船舶、車両、トンネルなどの通風の悪い場所で有機溶剤の製造や取扱作業を行う場合の指揮・監督などが私の役割です。有機溶剤とは石油や灯油、シンナーや接着剤などで、油やロウ、樹脂、ゴム、塗料など水に溶けないものを溶かす有機化合物。揮発しやすく工業的な用途に用いられます。体に害を及ぼす有害なものなので、それを取り扱う場合は、必ず現場に有機溶剤作業主任者が1人以上いなければいけないんです。作業している方が有機溶剤によって健康を害したり、体に吸収したりしないように作業の方法を決定し、現場を管理しています。例えば、空気清浄機や排気装置、換気装置を各所に配置したり、それがきちんと機能しているかチェックしたり。とりわけ塗料系を扱う場合は、作業員が休憩をマメに取っているか?など、全員の動きをしっかり見るようにしています。 |
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やはり、現場は男性ばかり?

そうなんですよ。男性の先輩の職人さんがほとんどで、以前は女性1人という環境にかなり抵抗がありました。父親よりも年上の男性なので、どう接したらいいのか分からなくて(笑)。でも現場を仕切るのは私、なんとか輪に入ろうと頑張りました。よく競馬の話題で盛り上がっていたので、必死で競馬新聞や雑誌を読みまくって勉強したり、バレンタインには手作りチョコをあげたり、仕事のときに着用するマスクにキスマークを大きく書いて笑わせたり、女性ならではの心遣いを大切にしています。この仕事に就かなければ知り合えなかった方たちと仕事ができている、そういった面ではとても満足しています。 |
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今までで大きなトラブルは?

ラッキーなことにそれがないんです。ただやはり健康管理には人一倍気を配っています。ずっと続けるには精神的にも体力的にもタフじゃないといけない。今後は現状をキープしながらCADを勉強して、心地のいい住まい造りを手がける建築方面の仕事に方向転換できたらと思っています。
取材・文/スタイルワークス |
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