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コミュニケーション力と段取り力が
必要な“サービス業”です

インテリアデザイナー
渡辺紋子さん
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どんなことを勉強してきましたか?

美術が得意だったので、高校のときにデッサンの予備校に通って、地元の京都芸術短期大学(現・京都芸術大学)のインテリアデザインコースに進学しました。その後、就職した忙しい設計会社を辞めて、小さな設計会社に移ったのですが、以前の職場よりも時間に余裕があり過ぎて、逆にあせりましたね。そこで、彫金、フラワーアレンジメント、水墨画など、やりたいことを手当たり次第に習い始めたわけです。今思うと、違った分野のことでも、実は物の考え方や見方が全部リンクしていて、現在のインテリアデザインの仕事に役立っているような気がしています。 |
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最初に仕事のおもしろさを知ったのは?

大学を卒業して大手の設計会社に就職しましたが、諸事情があって1年で退職。でも、次に雇ってもらった設計会社が、製図から大工仕事まで幅広くやっている会社で、毎日現場に行っては作業着に着替えて、ごみを出したり、セメントをこねるのを手伝ったり、いい形で現場の仕事に触れることができたときでしょうか。平行定規を使って一分の一でスケールを描かされたこともありましたが、数字ではわからない「厚み」を体で覚えることができました。 |
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この仕事で必要なことは?

その後、主に飲食店の店舗設計をしている会社に8年勤めましたが、必要なことはやっぱりコミュニケーション力ですね。それがないと、オーナーさんが思っていることを、実際の形にしていくことができないので、仕事は滞るし余計なお金が発生してしまう。あとは段取り力。例えば居心地のいい空間を作るとき、照明の位置や光源、壁と天井の色や素材、すべてに理由があってつながっています。予算的に壁に石が使えないなら、その代わりに照明や壁の色をメインに見せようとなると、瞬時に流れや指示を変えなくてはいけません。また、場合によっては、掃除の負担が少ない床材にしてあげたり、できることはなんでもやります。そういう意味ではサービス業なんでしょうね。 |
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どんな仕事をしていきたいですか?

最近、独立して考え方が変わったのは、組織で働いていた頃のように、仕事に追われて働くのではなく、自分のペースをつかんで、一生続けられる仕事の仕方をしていきたいと思うようになりました。それに、一般受けするデザイン性が高い空間よりも、自分がまた行きたくなる空間を設計していきたいですね。あとは、「渡辺さんだからお願いしたい」といっていただけるような設計者になることです。店舗設計の仕事でも、自宅のリフォームやコーディネートの仕事でも、大金を払っていただくのですから、お互い疑いなく信頼しあって仕事をしたい。みなさん私の技術やセンスだけでなく、私という人間を見ているんですから。
取材・文/スタイルワークス |
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