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「それでいい」ではなく「それがいい」と言って、世の中に送り出したい

アパレルメーカー経営
梅澤快行さん

異業種からファッション業界へ転身した理由は?

本当に自分が好きなことは何だろう?と考えたのが最初でした。その前には出版業界や飲食業界で起業するなかで好きなことをやってはいたのですが、「洋服がやっぱり好きだ!」と思ったらもう「始めなきゃ」と行動していましたね。それで立ち上げたのが「BURNER」という会社とブランドです。好きなことを仕事にするとは、100%自ら責任を負うということ。しかも法人にしたので自分自身だけではなく一緒に働いている人たちのことも請け負っていると自覚しないといけないと思いながら日々やっていますね。
出版とアパレルと共通点はありましたか?

作り手から、顧客の顔が見えない点では共通していますね。けれども、大きく違う点が洋服は売り手の顔がはっきりと見えていること。流通の仕組みが書籍と服では異なるため、書籍だと売れなければ返本できますが服の場合は売り手がリスクを負うんです。だから売り手の情熱が書店とは全く違う、「自分たちの好きな服を売っている」という意識なんです。つまり、ボクら服の作り手のメッセージを代弁してくれる人がショップの人なのです。
嬉しかった経験は?

ボクらの服を初めて卸した先に、見に行ったときのことです。BURNERの服がディスプレイされているところを見つけた瞬間に、お客さまが買っていったんですよ。「本当に買っていったよ!」と仲間と大喜びでしたね。その時の感動は決して忘れないようにしています。服を、コンセプトから作りあげるのは楽しい作業である反面、糸1本、ボタンの穴の数からこだわったもの全部に思い入れがあるが故に、たとえば展示できる数に限度があるときなど、どれかを削らなければならない場合は大変辛いです。でもそれをくぐり抜けてきた服が、世の中に出て、人に着られるときの嬉しさはひとしおですね。
今後の目標を教えて下さい。

10年後くらいにBURNERとして洋服作りが近いうちに成長の踊り場を迎えて、頭打ちする時が来ると思っています。その先の10年後に自分が何を打ち出せるか、それをここ何年かで考えたいと思っています。

現在2人だけの会社ですので、目の前の業務に追われがちなのは確かですが、「1ヶ月後にはこう、その先はこうなっていたい」という目標が見えていないとその作業が無駄に思えてしまう。そう思ってしまったらサラリーマンと変わらない、独立した意味がないと思っています。その点を常に心がけています。

取材・文/常山剛
BURNER
http://www.b-ner.com/
http://blog.livedoor.jp/burner_news/
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