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書くだけではなく、インプットする能力=聞く能力が求められる仕事

フリーライター
安部結貴さん
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ライターのお仕事とは?

ライターというと文字通り「書く人」ですが、書くばかりが仕事ではありません。書いた原稿の校正作業をはじめ、記事を書くための資料を集めたり、必要な場合は自らの脚で取材をすることもあります。取材ありき、と言ってもいいかもしれません。
取材も、ただ話を聞いてくるだけでは勤まりません。例えば、取材するジャンルの業界用語を知らなければ、せっかく話してもらったことを理解できないばかりでなく、相手の話を受けて質問することもままなりません。そんな取材を元に原稿を起こすことはできないのです。だから自分が不案内な分野の方に取材を行うときには、本を読むなどして、必ず勉強をします。そのために5〜6冊読むこともありますよ。
インタビュー取材の最中も、これから作る文章の構成を考えつつ、話の流れを酌んで、質問を相手に投げかけるので、頭の中はフル回転。「段取り八分」という言葉がありますが、まさにその通りで、書くまでの準備の方が手間の掛かる作業なのです。 |
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今のお仕事を始めたきっかけは?

私の場合、ライターを目指していたわけではなく、会社員時代に広告や雑誌媒体の制作ディレクターとしての経験が、現在の仕事に結びついた、という感じです。ディレクションだけでなく、自分で原稿を書くこともありましたので、校正や取材の具体的な方法は、会社員時代に先輩や、一緒に仕事をしていたライターを見ながら身につけていきました。誰かに教わった、というよりは、盗んでいった、というスタイルでしたが。叱られながら覚えていきましたね(笑)。 |
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ライターに必要なのは、どのような能力だと思いますか?

本を出すという点では同じですが、作家はフィクションを書く人、対して、事実を元にクライアントの意向を形にするのがライター、と言えるかと思います。その意向をインプットする能力、つまり正しく聞く能力が、ライターには必要なものだと思います。インプットがうまくいかないとアウトプットも上手にいきません。先ほど述べた取材の質問も、原稿に文章を書くのも、同様にアウトプットですから、インプット=聞く能力が大切になります。 |
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最近執筆した本(旧ペンネーム「阿部邑紀」にて執筆)
『宮本輝の本〜記憶の森〜』(宝島社)
『老後・定年後のマネープラン 知って得する数字のカラクリ』(技術評論社)
取材・文/常山剛 |
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