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大切なのは本数ではなく質。質の良い舞台に関わっていけたらいいですね

舞台女優
野水佐記子さん
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舞台女優を目指したきっかけは?

元々は声優志望でしたが、ある女優さんに「声優も役者も基礎は変わらないのよ。役者の基礎を勉強しなさい」とのアドバイスを頂き、俳優の養成所に入りました。ところが全く基礎のない状態で入ったために、呼吸法や発声、滑舌などを習得するのがとても大変。結局1年足らずの養成期間ではマスターできず、演技の授業を担当なさっていた平山一夫先生の私塾に通うことにしました。基礎の訓練を継続しながら、年に一度の平山先生の舞台に出演し続けるうちに、すっかり舞台の世界に魅了され、舞台女優になってしまいまして(笑)。塾に通って5〜6年目だったでしょうか、先生に「もう塾を卒業しなさい」と言われ、以来、自分でオーディションを受けるフリーの舞台女優として活動しています。 |
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演じる上で難しいところは?

「我を捨てること」ですね。役者は自己を主張する人が多く、とかく「自分が、自分が」になりがちですが、そうなると、相手役とのバランスが悪くなり、相手役を殺してしまうことになってしまいます。そして、それは結果的に自分の演技にも跳ね返って来るのです。それに我が強いと、「良くしよう」と思ってアドバイスしてくださる先輩や演出家の言葉が素直に聞けなくなります。年を重ねれば重ねるほど我を捨てるのは難しいですが、いくつになっても、そういう意味での素直さは大切ですね。 |
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女優で良かったと思った点は?

私自身が変わったことでしょうか。それまではネガティブ思考だったのですが、物事を前向きに考えられるようになりました。芝居を始める前の私は、変に完璧主義なところがあって、自分の未熟な部分や人間としての狡さが嫌いだったのです。でも、いろいろなタイプの役を演じながら自分自身と向き合っていくうちに、人間は強い存在じゃない、弱い部分、醜い部分も含めて人間の良さがあるのだと、自分を許せるようになりました。 |
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今後の目標を教えて下さい

台詞劇には、人情味のある大衆演劇もあれば、シェイクスピアのような古典劇、新劇など、様々なジャンルがありますが、特にこだわっていません。それぞれにそれぞれの良さがあり、その中に自分の身を置くことで、自分でも気付かなかった部分が花開くかもしれないですし。舞台は本数ではなく、質が大切だと私は考えています。出演本数は少なくても、質の良い舞台に関わっていけたらいいですね。
取材・文/スタイルワークス |
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野水佐記子のブログ
http://yaplog.jp/sa_kiss/
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