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舞台じゃないと感じられない魅力があるんです!

舞台役者
福岡佑美子さん
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演劇との出合いは?

活動としては大学2年の時『惑星ピスタチオ』という劇団に入ったのが始まりと言えます。高校でも演劇部に在籍していたのですが、本格的にやりたくて劇団を探していたんですね。そんな時、目に入ったのが新聞のインタビュー欄に掲載されていた『惑星ピスタチオ』関西演劇祭賞受賞の記事。そこには哲学とか、宇宙とか、全然芝居とは関係なさそうなことが書かれていて、私の頭の中は「????」疑問符の嵐……。でも何故か気になって観にいったら、あまりにも自分の想像したものとは違っていて「え!?これって芝居? ナンなの?」ってすごい衝撃。さすがにその時はすぐ入ろうという気にはなれなかったですね(笑)。その後も劇団探しは続いたのですが、私の住んでいた関西地方は劇団の数が東京ほど多くなくて、他の芝居を見ても『惑星ピスタチオ』ほど興味の持てるところに出合わなかった。結局、どちらかと言えば未知の世界、自分にはリスクの大きそうな『惑星ピスタチオ』の門戸を叩いたという訳です。 |
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『惑星ピスタチオ』に入ってからは?

稽古にはじまり、いわゆる小劇場という世界を見るのも初めてでしたので、すべてが新鮮で真新しいことばかり!もう自分が、というよりも『惑星ピスタチオ』の劇団員として生きていた感じ。やっぱり関西って笑いのセンスが特殊なんですよ。その自分にはないセンスを模索しながら、おもしろくしたいな、という試行錯で20代はほぼ、演劇一筋でした。私が入団した時期から公演数が増えたこともあり、劇団もどんどん大きくなって知名度も上昇、毎日が忙しくついていくのに必死。がむしゃらで、1年365日芝居のことばかり考えているような毎日でした。その甲斐あって、舞台に立つ機会にも恵まれ、地元関西だけでなく東京公演にも多数出演。でも28歳の時「劇団としての知名度はあっても私個人としてはどうなんだろう?」という気持ちが芽生え、劇団を離れようと決意。偶然にも同時期に劇団が解散し、以前から興味のあったバリへリフレッシュの旅に。旅先で東京で役者としての再活動をスタートさせようと決めたんです。 |
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東京での活動は?

上京して4年ほど『劇団1176エグリントン』という身体表現を重視した劇団で活動をしていました。定期公演に出演したり、ワークショップを行ったり、制作を担当したり…と。『惑星ピスタチオ』とは表現という意味で根本的には同じですが、魅せ方や方法論が違う、言葉を使用しない表現方法がメイン。役者をしながら制作を行うのは大変でしたけど、得たものは大きかった! その後、方向性の違いから劇団を離れ、フリーの役者として活動を開始しました。上京してきて感じたのは、東京って本当に自分がちゃんと「演劇で生きていく」って意志が確立していないと埋もれてしまう所だなって。劇団数も多いし、演劇情報も本当に豊富なんですけど、少し齧っただけで「演劇しています」って言えてしまう場所。関西だと狭いですし、結構数も限られていますから、真面目にやっていないとすぐにわかってしまうんです。そういった意味でも自分がどういう人間で、舞台役者としてありたいかを日々考えますし、身体トレーニングも怠れない。毎日をどう過すかということが重要だと痛感しています。 |
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今後の展望を聞かせてください。

今までは役者として舞台に立つこと、公演を打つことに赴きを置いていて、演じることに必死でした。でも最近は出演量ではなく、コミュニケーションのひとつとして芝居を続けていきたいと考えるようになりました。信頼できる役者さんやスタッフの方達と「こんな舞台空間を創ってみたい」という考え方に変わってきたんです。8月に舞台を控えていますが、その後は1年程かけて脚本・舞台空間にこだわった会話劇の2人芝居をやってみたい。劇場って一般の方が気軽に足を踏み入れづらい、まだまだ敷居の高い世界だと思うんですね。でも一歩踏み込むことによって得られるもの、映画や音楽にはない舞台じゃないと感じられない魅力があるんです! そこをどうクリアしていけるかが、今後の課題。野外やオープンスペースでの公演や、公共施設での演劇ワークショップなど、さまざまな試みをしていくつもり。少しでも演劇が身近に感じられ「こんなにおもしろい世界なんだ」って共感を得られるよう、活動を続けていきたいですね。
取材・文/スタイルワークス |
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福岡佑美子 ブログ「気になるモノコト」
http://blog.livedoor.jp/foobuu/
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