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沖縄を舞台にしたエンターテイメント作品を!

舞台プロデューサー兼役者
山内克也さん
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――舞台プロデューサーとは、どういったお仕事ですか?

ひとつの劇場公演を企画し、脚本考案から、役者・スタッフの決定、公演に至るまでお芝居全般に携わる、いわば総監督のような役割ですね。本業は役者なので正直、自分がプロデュースする立場になるなんて想像もしていなかった。沖縄から上京し、芝居を始めて15年、いろんな波に揉まれていい時期も悪い時期も経験して。もう自分でやりたい作品は自分でプロデュースしていかなくちゃ、実現しないなと悟ったんですよ(笑)。 |
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――現在、初プロデュース作品を手掛けているそうですが?

そうなんです。やはり初プロデュース作品は自分の生まれ故郷、沖縄でって思っていて。それでおつきあいのあった「劇団BOOGIE★WOOGIE」に話を持ちかけてみたんですね。皆、底抜けに明るくて楽観的で温かい、どこか沖縄を感じさせるような空気のある人たち。共演して、芝居に対する貪欲さやエネルギッシュなところに惚れ込んじゃいました(笑)。このメンバーでぜひ沖縄公演を一緒にやってみたいな、と。すると予想以上に感触がよく、今年2007年4月に東京公演が決定! とトントン拍子に話が進んでいきました。 |
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――4月公演はどんな物語なのですか?

日本のおとぎ話、浦島太郎をモチーフにしたものなんですが、実は竜宮城は沖縄の海底にあった! というファンタジーストーリー。現実に沖縄では自然破壊が問題になっていて、さんご礁が絶滅の危機にあるんです。売上金の一部をさんご礁の環境保護団体に寄付するチャリティ活動も兼ねていまして。演出は「劇団BOOGIE★WOOGIE」の小川信太郎さんなんですが、彼の演出にはリズミカルな展開と、役者の個性を見抜く力があるのでとても奥深い。作品自体は笑いやユーモアたっぷりのエンターテイメントに仕上がりそうです。現在、稽古中ですが緊迫感あり、笑いありでおもしろくなりそうですよ! |
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――今まででいちばん印象に残っている舞台は?

沖縄公演した「キーストーン・オブ・ザ・パィフィック」です。イギリスで上演された後、ボクは東京公演から参加して沖縄公演に挑んだのですが、トラブル続きで大変だった分、印象に残っていますね。なんと沖縄公演の劇場が東京で上演した小劇場の2倍以上! 1週間の間に沖縄の友人に連絡を取り、スタッフや器材を手配したり、役者をまとめたりと本当、寝る間もないくらい尽力しました。その甲斐あって家族や親戚、友達に見守られ千秋楽を終え、まさに感無量。しかもこれだけでなく、貴重な体験もしたんですよ。
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――その貴重な体験を聞かせて下さい。

現在、沖縄市議会議員で歌手でもいらっしゃる喜納昌吉さんにお会いできたことです。たまたまお客さまの少ない公演に来場され、楽屋まで来てくれたんですね。そのときに「今日はお客が少ない。でも少ないからといって手を抜くな。手を抜くと君たちの心まで腐ってしまうから」と。有難いことに公演終了後も楽屋に来てくださり、「よくやった!」と、ご自分のお店を打上げ会場に提供してくれたんです。目の前であの名曲「花」を歌ってくださったんですが、もう聞いた瞬間に涙がとめどなく溢れてきて。すべてが終わった安堵感も重なったんでしょうね、あんなに人前で涙を流したのも初めての体験。人を感動させるアーティストって、きっと喜納さんのような方のことを言うんだと思いました。
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――今後の展望は?

今は4月公演の準備に追われています。来年2008年6月には大阪公演、10月には沖縄公演を打とうと考えていますので、滅茶苦茶忙しいですよ! 脚本からキャスト、スポンサー探しも含め、日々芝居のことしか考えてないですね。何より僕の本業は役者であり、台詞の多い役も与えられていますから、それと同時並行でこなしていかなくちゃいけない。でも、しんどい分やらなきゃいけない、絶対やってやるぞって燃えてくるんですよ(笑)。今回の舞台を成功させ、参加したメンバーの次のステップに繋がるなら、やる価値が十分にあると思っているので。将来は沖縄に戻り、芝居の仕事で東京〜沖縄間を行き来するのが夢。ぜひ、4月の舞台を観に来てください。
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劇団BOOGI★WOOGI
http://www.gekidan-boogiewoogie.com/
取材・文/スタイルワークス |
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