|
 |
  |
カウンセリングは生活のアート。
そのお手伝いをしたい

看護師・保健師・産業カウンセラー
立花明子さん
 |
|
 |
 |
 |
医療の仕事に興味があったのですか?

臨床心理に興味があって、高校卒業後の進路を決める際に、母から「臨床の現場を体験してから、臨床心理士を目指してもいいのでは?」とアドバイスを受けたんですね。当時母は現役の看護師で、それなら、と看護師を目指したんです。都立の医療短大の看護学科、地元県立専門学校の保健学科を卒業、看護師と保健師の資格を取りました。入院患者専門の病院に3年、外来に4年勤務したあと、ワーキングホリデーを利用して、ニュージーランドへ1年弱行っていました。 |
 |
 |
 |
なぜ突然、留学を?

う〜ん、なんででしょうね?(笑) 人生をリセットしたかったのかな? 今まで医療関係の世界しか知らなかったから、別の世界を見てみたかった。向こうでは医療関係には就かず、リンゴの梱包など人を相手にしない単純作業のアルバイトをしていたんですね。モノじゃないんだ、私は人と接していたいんだ、と実感しました。 |
 |
 |
 |
帰国してからはどんなお仕事を?

帰国後は、大手企業の保健師の話をいただいて現在に至ります。必要性を感じて2年前に産業カウンセラー初級の資格を取りました。これは働く人の心のケアをするという仕事です。現在、働く人の健康管理の仕事には、心のケアは欠かせません。年間3万人以上が自殺している時代です。ただ体に異常が無いようにケアしたり、保健指導するだけでは済まされなくなっています。その人が会社や家庭生活で自己実現でき、生産性を上げられるように心と体の両面への援助をしていきたい。その意味では、カウンセリングを含めた産業看護は生活のサイエンスであり、アートでもあると思います。心の中というのはカタチがありませんから、どんなことでもプラスになりうるし、逆にどんなことでもマイナスになる危険性があります。ある人にとっては転機となって毎日が楽しくなることでも、そうでない人もいる。非常に可能性の大きい世界だと思いませんか? だからこそ、カウンセリングの仕事は"生活のアート"だと思うんです。 |
 |
 |
 |
現在の仕事の魅力を教えてください。

働く人が少しでも快適で健康的な生活を送るための援助を私ができたら、そんなうれしいことはないですね。それには知識はもちろんですが、経験が重要。自分という人間に深みがなくては、私のアドバイスや保健指導で生活を変えてみようという気になってもらうことは難しいです。それによって、楽しい時間を過ごせる人が増えてほしい。そう願って、日々勉強の毎日です。
取材・文/香山玲子 |
 |
 |
 |