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自然を守りながら仕事をしていきたい

塩作り
東郷得秀さん
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塩作りに関わるようになってどれくらい?

ボクは沖縄の石垣島に住んでいるんですが、1999年に父が塩作りの会社を立ち上げる際「一緒にやらないか?」と言われたのが最初なのでもう8年経ちますね。きれいな海に囲まれた環境だけあって、自分は小さい頃から泳ぐのが大好きで、中学2年の頃からダイビングショップの手伝いをしていたんです。高校も沖縄本島にある海洋学校を選びましたし、海の仕事をしていくんだっていう気持ちがずっとありました。なので、最初は塩作りと言われてもピンとこなかったんです。でも、海水100%の塩だって聞いて「ああ、海の仕事なんだな、やってみよう」という気持ちになりました。 |
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塩作りの仕事とはどういうものですか?

自分達は海水そのものを平窯で蒸すという昔ながらの製法で塩を作っているんですが、自然相手なので本当に大変です! 海水は沖合いまでパイプを通し、機械で汲み上げる。でも石垣島って台風が異様に多い場所なので強風でパイプが外れてしまったり、うつぼや魚が突っ込んできちゃて海水が止まってしまったりするんです。そうすると夜中でも真冬でも海に入り、修理をしなければいけない。夜な夜な冷たくて暗い海中に潜るときは本当に辛いですね、泣きたくなります(笑)。海水を蒸発させた後の塩の選別作業も海草や砂、貝殻などがたくさん混じっていますからすごく神経を遣います。でも自然のものを素材として商品化し、仕事ができる、という今の環境にはとても恵まれていると思います。 |
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仕事の喜びを教えてください。

丹精込めて作った塩を「本当に美味しい」と言って貰えた時ですね。石垣島の海はさんご礁が多いので、海水にもカルシウム分が多く含まれミネラルも豊富。体にいいことづくめです。何より余分なものが入ってないので、野菜や焼き魚など、素材そのものの美味しさを引き立ててくれるんです。そんな塩作りを自分なりに自信を持ってやっていますけど、実際に使って頂いた人の声を聞けると、本当に嬉しいです。それに塩を通じて、出会いが俄然増えたことも嬉しい限り。以前は人前に出ることがとても苦手で、コミュニケーションも下手だったんです。でも全国各地での物産展や商談の場所に出る機会が多くなり、たくさんの方と知り合うことができました。自分は今住んでいる所が好きなので、お客様にはできるだけ時間を作って貰い、石垣島に足を運ぶように話しているんですよ。 |
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今後の展望は?

自然の恩恵を受けて成り立っている仕事なので、これ以上環境が破壊されていくと、塩作りは難しくなってしまうんです。なので、続けられる環境を守っていくことが大きな課題ですね。塩って人間の体にとって不可欠で重要なもの。だからこそ少し値が張ってもいいものを使用するべきだというのが自論です。今後もその良さを理解して頂けるよう、よりよい形で提案していけたらと考えています。
取材・文/スタイルワークス |
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石垣の塩
http://www.ishigakinoshio.com/ |
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