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和文化の"心"を知って、生活の中で生かせる人が増えてほしい

(株)荷葉亭 代表取締役
和文化総合プロデューサー
森 荷葉さん  |
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なぜ和文化に興味を持ったのですか?

料亭を経営する父と、華道や和裁に長けた母に育てられ、幼い頃から茶道と華道、書道、地唄舞、琴などのお稽古ごとをさせてもらいました。でもその頃は、続けていると両親が喜ぶから、着物を着せてもらえるのが楽しいからといった理由でした。それが20歳を過ぎた頃に、和文化のなかでも茶道は、建築、書、着つけ、料理も含めた、"おもてなしの総合芸術"だと知り、心の糧として学んでいきたいと思うように。それからより真剣に和文化を勉強し始めることになったんです。 |
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和文化総合プロデューサーに必要なことは?

和文化を総合的に勉強して仕事にするには、1つのお稽古ごとだけでは無理で、せめて日本にある伝統文化の20〜30くらいは体験して理解しなければいけません。さらにそれを、現代の生活の中で、立ち居振る舞い、しつらえ、家具選びなどに生かして体で覚えていくことがとても大切です。そこで初めて、自分の一生の財産になり仕事につながっていきます。次に大切なことは自分自身を魅力的に磨くこと。この人が説明すると、ただの煎茶が玉露に思えてしまうというように、人を信じさせる力をつけることです。ですから、私もいっそうお勉強しないといけないと思って、今も日々努力しています。 |
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和文化を教える意義はどうお考えですか?

茶道、華道、香道、書、狂言、着つけなど、和文化を総合的に勉強していくうちに、実は重要なことは共通しているんだと気が付きました。最近は、和文化に興味があっても、勉強するのにお金がかかりそう、先生が厳しそうだという理由で、敬遠してしまう人が増えています。だからこそ、日本人なら知っておきたい最低限のたしなみでいいから、総合的に和文化を教えられる人間になろうと思ったんです。例えば着付けを知っているだけでも、海外で教えてあげると、伝統文化を背負ったすばらしい人だと賞賛されます。そんな人が1人でも増えるお手伝いをしたいのです。 |
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今後、力を入れていきたい活動は?

2005年から、「おもてなしカンパニー」という教育機関の設立準備を進めていく予定です。そこでは、おもてなし界のトップで活躍する講師陣に集まっていただき、「迎えの準備」「現場」「後見」の3段階にカリキュラムを組んで、今の時代に必要な接客方法、気配り、マナーなどを総合的に教えていきます。講師の候補は、ホテルのコンシェルジュ、高級料亭の女将、銀座一のクラブのママ、花柳界一の芸者、飲食店のフロアマネージャー、一般教養やマナーの講師たちです。最終的な目標は、自分の個性や魅力を磨き、実際の生活や仕事におもてなしの心を生かすことができるようにする、日本で初めての学校になると思います。
取材・文/樹里アンナ |
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【最近の主な活動】

■著書出版
『和のシンプル生活(仮題)』(筑摩書房・2005年4月刊行予定)
『ひとりでキチッと着付け&帯結び』(PHP研究所刊)

■教育機関
「おもてなしカンパニー(仮名)」(際コーポレーション株式会社運営) |
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