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一冊一冊ていねいに、
愛情をもってデザインしていきたい

ブックデザイナー
山元伸子さん
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ブックデザインに興味を持ったきっかけは?

もともとは本の情報紙で編集の仕事をしていました。小さな会社でしたので、紙面のレイアウトも編集者の仕事だったのですが、同じ記事でもレイアウトによって読者への伝わり方がちがう。どうすれば原稿が活きるのか。美しく、カッコ良く見えるのか。そんなことを考えているうちに、デザインのほうがおもしろくなってしまって。5年ほど勤めたのち、デザイナーになろうと決めて会社を辞めました。もともと、本を読むのも、モノとしての本も大好きでしたので、ゆくゆくは書籍の装幀を中心に手がけられればいいなと。 |
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ブックデザイナーになるために、どんなことをしましたか?

編集をやっていた頃から、関連書を読んだり、個展に行ったりして、自分なりに勉強をしていましたが、会社を辞めてからは、デザインの基礎や、コンピュータの操作など技術的なことを学ぶために専門学校に通いました。そのあと、デザイン事務所で1年間ほど、現場での仕事の進め方を教わりました。ここで仕事に取り組む姿勢を学べたことも、私にとっては貴重な経験になっています。 |
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実際に仕事をしてみていかがですか?

本が出来上がって、著者や編集者によろこんでもらえたとき、自分でも納得できる仕事ができたときは本当にうれしい。手がけた本が書店に並んでいるのを見るときも充実感があります。とくに思い入れの強い本は、いくつも書店をまわってよろこびを反芻しています(笑)。つらいのはアイデアが浮かばないとき。煮詰まったら、散歩をしたり、喫茶店でぼんやりしたりします。編集さんの装幀のイメージと、私のイメージが違っている場合も苦労します。 |
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仕事をするうえで心がけていることは?

出来るだけ書店に足を運んで、たくさんの本を目にしておくことはもちろんですが、日頃から、いろんなものを見たり聞いたりして、感動する機会を多くもつようにしています。製本の講座に通ったこともありますし、今度はタイポグラフィーの教室に通う予定です。一見無関係に思えることでも、興味を引かれたことにはなんでも挑戦して、発想の源泉を豊かにしておきたい。そしてなによりも、一冊一冊に愛情をもって向き合い、ていねいに仕事をしていきたいと思っています。 |
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山元さん装幀の本
取材・文/水尾裕之 |
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