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透明なのに表情豊かなガラスの美しさを伝えたい!

ガラス作家
宮司早苗さん

現在の活動を教えてください

基本的に制作は週1回って決めているんです。いつもガラスに触れていたいけど、ゆとりを持って創作していきたいので、これくらいが自分にいちばんしっくりくるペースかなって。私の場合、初めに頭のなかで創りたいもののイメージを描き、段取りを考え、寸法などは実際に紙に描いてから工房で作業します。ガラスって、失敗しても原料は溶かしてまた再生できるから、納得するまで何度でもやり直しが可能なんです。なので、一度創ってみてカタチになったものを見ながらあれこれと工夫を加え、完成させます。こうして出来上がった作品が溜まったら器屋さんへ営業を掛け、委託などで置いてもらっています。私の住んでいる葉山の「きなり」というショップは大のお得意様です。
ガラス工芸を始めたきっかけは?

もう10年以上前ですが、当時勤めていた職場をやめたくて…。大学病院で手術中の様子をビデオで撮影し、編集する仕事で、それ自体はとてもおもしろかったのですが職場の人間とどうにも気が合わない。私は至って一般的な思考の持ち主だと思っていたのに、職場で宇宙人呼ばわりされちゃって(笑)。そんなこともあって、新しい仕事をしたい! でも、どうせ始めるなら手に職を付けたい! そう思ったんですね。私、子供の頃から空き瓶を集めたりしていて、ガラスが好きだったんです。理屈じゃなく、透明なものに魅せられてしまう。同じ創作という意味で陶芸も考えたんですが、プロとして活動している人も含め、志望者もいっぱいいるし、私にはちょっと難しいかなって。それに陶芸では透明なものが創れない。最終的にはそれがポイントとなりましたね。
どんな作品を創っているのですか?

コップや皿、小鉢とか花器など、日常で使えるものばかり。毎日使ってもらって、既製品とは違う手作りガラスの良さを肌で感じてもらえたらという願いからですね。普段当たり前に生活する中で絶対に必要じゃないけど、でも大切にしたいみたいな、そんなことを自分なりに伝えていけたら嬉しいなって思いますね。私の作品の大半は色のついていない透明のもの。置き場所や時間帯、日光や照明などによって、影がキラキラと美しく見えたり、ユラユラと幻想的に見えたり、ガラスの表面に泡が上昇しているように見えたりと様々な表情で私達を楽しませてくれる。なんか、幸福な気持ちになりません! これからもガラスを通して皆さんの幸せのお手伝いをしていきたいですね。

取材・文/スタイルワークス
きなり
http://members2.jcom.home.ne.jp/kinari214/
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