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自分の納得のいく音が出せた時は幸せ!

尺八
真藤一彦さん
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尺八と関わるようになって30年?

もうそれくらいになっちゃいますね〜。大学のサークル勧誘の時「アフロにサングラス」という姿で尺八を吹いていた先輩が、やたらカッコよく見えて(笑)。気づいたら入部していました。それまではずっとエレクトーンを習っていたので、電子楽器の対極にある、伝統的で自然に近い楽器に挑戦してみたいっていう願望がすごくあったんです。以前山口五郎氏に習っていた時期もあって。その頃はまだ人間国宝になられる前だったんですが、今となってはなんとも貴重な体験をしたなって思ってるんです。「学生値段」ではあったんですけどね(笑)。 |
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大学以降は独学で?

そうですね、もう基本はわかっていましたから。それ以来、毎日必ず少しでも吹くようにしています。その日のコンディションによって音も違ってくるからおもしろいんですよ。人に聴かせられる音が出せるようになるまで1年くらいかかったかな。それまでは、それこそ吹くだけで精一杯、腰もフラフラだし、無駄な息を使ってしまうので酸欠になるし、そんなに長いこと集中できないし…。でもその段階を過ぎると、自分でいろいろ音遊びができるようになるんです。こうなったら楽しいですよ! 現在は、友人のライブに誘われたり、即興のダンサーと一緒に舞台に立ったりもするので、そういう機会に恵まれると張り切って練習しています(笑)。 |
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尺八のどこに惹かれたのでしょう?

なんといってもあの独特な音色ですよね。それでいてどの洋楽器と合わせてもわりとしっくりくる感じ。独奏も好きですけど、友人のジャズのライブに参加したり、ピアノをバックに吹いたり、ほかの楽器とのコラボレーションの方が魅力的。むしろ、何をやってもいい自由さが好きですね。伝統楽器をそのまま王道でやるのではなく、どこか崩してやりたい、という気持ちもあるんですけどね。ちなみに今使っている尺八は20万円くらい。値段はピンキリですが、安いのだと木製で3万円くらいからあります。年寄りの楽器で、高そうっていうイメージがあるけど、そんなことは全然ないから若い人にも目を向けてもらいたいですね。 |
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今後の展望は?

日本人って日本の音楽を大切にしないところがあるので、ボクはその逆をいってどんどん尺八を世の中にアピールしていきたいです。わりと生で聴く機会が少ないみたいで、演奏すると人からは喜ばれるんですよ。今後は若い人にもどんどん触れてもらって、尺八というイメージに囚われず、いろんな挑戦をしていってもらいたいですね。理想は吹いている自分が幸せになれるような、納得のいく音を常に出すこと。その上で「尺八であって尺八でない音楽」をテーマに掲げて一生付き合っていきたいですね。
取材・文/スタイルワークス |
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2005年10月15日(土) 真藤一彦尺八ライブ 新宿 スモーキンブギ TEL03-3353-8993
新宿区新宿2-11-10新宿二丁目センタービルB1
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