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作曲家の人生を感じられる瞬間があるんです!

ピアノ
杉原陽子さん
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ピアノに携わってどれくらい?

幼稚園の年長でしたから6歳の時ですね、もう22年になります。テレビCMで流れていた『エリーゼのために』と『トルコ行進曲』がどうしても弾きたくて両親にお願いしたんです。通い始めの頃はとにかく、ピアノを弾けるということが楽しくて、楽しくて! レッスンへ行くと宿題でバイエルの課題が与えられるんですけど、その5〜6ページ先までしっかりやっていくような優等生でした(笑)。 実は3歳の時、家に古いオルガンがあって、それが弾きたかったので近所にあったお教室に母と一緒に行ったんです。でも「手がまだ小さいから無理。もう少し大きくなったらね」と言われて帰された記憶があって…。それがきっと幼心にもショックだったんでしょうね。だからこそ、すごく夢中になれたんだと思います。それから今までお教室は一度も休んでないし、22歳の時には音楽留学までしちゃいましたから。 |
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留学はどこへ行かれたんですか?

先生に勧められてウィーンで音楽留学を経験。夏休みの学生寮に2週間滞在して、ウィーンの私立音大のピアノ課教授であるロシア人の有名な先生のレッスンを受けました。日本では最初に弾く際の指の形や技術的な部分での指摘をされます。でも、ウィーンでのレッスンは全然違っていて、音楽を創ること自体を目的とし、その上で楽譜に忠実に指導して下さるんです。一小節弾くのに1時間かけるなど、その細かさには頭が下がる思いで。先生が弾く音があまりにも美しいので、私もなんとか追いつきたくて必死でしたね。鍵盤に指をポンッと置くだけなのに、なんでこんな音が出せるの〜?っていうくらい違うんです。最初は同じ音が出せずに苦労したけど、クリアしたときの自分の音の美しさに衝撃を受けました。言葉は悪いですが、今まで自分が弾いていた音はクズだなって感じてしまう程、歴然とした差があったんです。曲との一体感や興奮、あの経験は素晴らしかったし、最高に贅沢な時間でしたね。 |
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弾いていてよかった!と感じる時は?

クラシックってまさに作曲家の人生そのもの、それを感じられる瞬間ですね。何回もレッスンを重ね、曲を分析しながら弾いていくうちに、その曲の本質を奏でているんだなって思える時があるんです。きっとその瞬間を味わいたくて弾いているんでしょうね。現在は年一回の発表会に向け、1年かけて課題曲に取り組んでいる段階です。 |
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将来の展望を教えてください。

夢はいつか自分のピアノ演奏だけでコンサートを開くこと! 200人くらい入れるスペースで、好きな曲を自分でプログラミングして聴いてもらえたらいいですね。それと2年前からパントマイムを始めたこともあって、即興曲やJAZZなどへの興味も沸いてきました。パントマイムの作品の中に自分の演奏した曲を取り入れられたら面白そう! もう22年もピアノを弾き続けているので、生活の中にピアノがないことが想像できないんです。これからもずっと自分の音を模索していきたいし、今後はピアノを人に教えることも積極的にやっていけたら、と思っています。
取材・文/スタイルワークス |
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