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レースでは、こなしてきた練習がそのまま結果につながる

ロードバイク
大河内貴央さん

ロードバイクとの出会いは?

以前はスキーをやっていて、夏場のトレーニングのつもりで自転車に乗りはじめました。最初はマウンテンバイクでサイクリングコースを走っていたのですが、ロードバイクにバンバン抜かれてしまう。もともとスピードが出るものが好きなこともあって、ロードバイクに乗り換えようと(笑)。ちょうどその頃、ガンを克服して99年のツール・ド・フランスで初優勝したランス・アームストロング(2005年5月現在6連覇中)の自伝を読んだことにも後押しされました。彼と私は同い年なのですが、決してあきらめない姿勢に打たれたというか。アームストロングの勇姿が見たくて、昨年(2004年)は、ツール・ド・フランスの観戦ツアーにも参加しました。
ご自身もレースに出場されているそうですが?

おもにヒルクライムという、山道をワンウェイで一気に登っていく、個人のタイムトライアルレースに出ています。レースによっても違いますが、距離にしてだいたい20〜30キロ、標高差で1000メートル以上を登るコースも少なくありません。ツール・ド・フランスのビデオを観ていたとき、ゴールへと向かう山越えのシーンがとても印象的だったんです。その後、雑誌でヒルクライムレースのことを知り、自転車乗りのメッカと言われるヤビツ峠に練習に通うようになりました。最初は途中で足をついてしまい、それが本当に悔しくて。それだけに、初めてノンストップで峠を登り切ったときの達成感は一入でした。毎年4000人前後が参加する国内最大のレース、乗鞍ヒルクライムをいちばんの目標にしています。
ヒルクライムレースの魅力は?

それまでこなしてきた練習が、そのまま結果に出るところでしょうか。そこが難しさでもあり、おもしろさでもあります。あと、ヒルクライムは温泉地で開催されることが多いので、それも大きな楽しみですね(笑)。コースはどこも絶景で、とくに乗鞍大会はゴール地点が標高約2800メートルですから、雲の上を走ることになる。その景色を見るために参加している人もいるくらいです。乗鞍のレースでは全長22キロのコースを1時間20分以内で走ると、翌年はチャンピオンクラスにエントリーできるんです。じつは、2001年に初出場したときのタイムが1時間18分。それでけっこう自信がついたのですが、その後は一度として1時間20分が切れません。挑戦しつづけることの難しさを教えられた気がします。ぜひ、もう一度1時間20分を切りたい。ランス・アームストロングの偉大さをあらためて実感しているところです(笑)。
2004年8月、乗鞍ヒルクライムレースにて

2005年2月、デュアスロン(ランとバイクのレース)に参加

取材・文/水尾裕之
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