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| それぞれの世界で活躍される著名人の、ハマっているもの、取得した資格など、レッスン経験をお伝えするこのコーナー。今回は、アロマテラピーの資格を取得された元アナウンサーの大橋マキさんにお話を伺いました。 |
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アロマの惑星
大橋マキ/著 木楽舎 |
大橋マキ
フジテレビアナウンサー退職後、渡英。アロマの本場で実生活に溶けこんでいるアロマを肌で経験。イギリスでアロマセラピストの資格を取得する。帰国後、アロマセラピストとして病院に勤務するほか、執筆、ラジオパーソナリティなど、活躍の場を広げている。著書にアロマへのあふれる想いを綴った「アロマの惑星」(木楽舎)がある。
http://aromania.cocolog-nifty.com/maki_o/ |
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| アロマセラピストとしても活躍されている大橋さんですが、アロマセラピストを目指すことになったきっかけを教えてください。 |
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| フジテレビの情報番組を担当した際に、アロマセラピストによるマッサージを受けたのがきっかけですね。健康管理に関する情報が非常に気になる時期でもあり、受けた自分が本当に気持ちよく感じられたので、もっとアロマの世界を知りたくて、日本アロマコーディネーター協会による通信講座を受講しました。この時点では趣味の域を出ていなかったんですが、さまざまな文献を読み進むうちに、アロマセラピーの本場はヨーロッパであること、ヨーロッパでは代替医療として、病院で利用されていることなどを知り、実際にこの目で病気の治療や心のケアなどに利用されている現場を見てみたくなったんです。そんな思いが、フジテレビを退社する時期と重なって、退社後4ヵ月目にイギリスへ飛びました。 |
| その時点では、資格取得までは考えていなかったのですか? |
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| どうせ本場イギリスへ向かうのであれば学校も通うべきと考え、通信講座をリタイアし、イギリスの学校へ入学しました。ヨーロッパでは、薬局で当たり前のようにホメオパシーを実践するためのモノやハーブ、アロマオイルなどが売られているんですね。ハーブティーはもちろん、魚や肉のグリル、パンなど毎日の食事にもハーブが取り入れられている。ハーブをはじめさまざまなアロマが生活に溶け込んでいることを目の当たりにしました。また、念願だった医療の現場も見学させていただきました。一般病棟のほか、ガンセンターといった重い病棟などでもアロマが取り入れられていました。物理的に病状を治そうというよりも、病気と仲良く付き合っていこう、そのためにアロマは、友好的な道具のひとつといった位置付けですね。精神的な安定といった治療のほか、マッサージをすることで筋肉を和らげる、血流をよくする、乾燥しがちな皮膚を守るといった効果もあります。 |
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| アロマというと病気の治療といったイメージがないのですが……。 |
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| 私自身、子供の頃、脊柱そくわん症だったため、背中が痛くなると母がマッサージしてくれて、痛みを和らげてもらったという記憶があります。痛いところって、手で触れると痛みが治まる気がしませんか? 自分でも経験してカラダを心地よく癒してくれた方法が、ヨーロッパではアロマテラピーといったカタチで、実際に患者さんに施術されているんですね。ハマりましたね(笑)。 |
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| 学校は卒業と同時にIFAの資格を取得できるシステムでした。ですから単位を落とさないように、死に物狂いで勉強しましたよ。1日6〜7時間みっちり勉強しました。あんなに集中して勉強したこと、今までなかったかもしれない(笑)。日常会話は困らない程度の英語力はありますが、授業には生理学、病理学、栄養学など、カラダに関する専門的な授業が多く、それらすべて英語でしたから、たいへんでした。 |
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| 現在は取得した資格を活かして、実際に病院で患者さんにハンドやフットのアロマテラピーマッサージを施術しています。老人専用の病院での治療のほか、以前はエイズやガンといった末期患者のための緩和ケアとしてのマッサージにも、ボランティアで訪問していました。 |
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| アロマというとサロンのイメージがありますが、なぜ病院を選ばれたのでしょう? |
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| 例えばOLさんやサラリーマンの方も疲れたカラダに有効ですが、老人相手に施術すると非常に“生”といったものを感じられるんですね。100歳の方の足の裏を見て触れると、人生というか人間の営みといったもの、歴史といったものを感じます。その足がシワシワであればそのシワに刻まれた人生に思いを馳せてしまいますし、ツルツルであればそれはそれで素晴らしいと思えるんですね。また、年配の方にマッサージを施すと、効果が出やすいんです。 |
| 現場に立たなくてはわからない意見ですね。なぜなのでしょう? |
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| 年配の方々は持っているエネルギーがすべて生きることに向いていますから、マッサージすればするほど、血行がよくなったり肌に張りが生まれたり、やりがいがある。若い方たちは、生きるということは当たり前のことであって、ほかにも興味が向いてますから、同じような効果は見えにくい。年配の方の今、この時を生きる!といったエネルギーの強さに触れることがうれしいです。 |
| 執筆やラジオのパーソナリティなどで活躍されていますが、今後アロマのお仕事は続けられるのでしょうか? |
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| この先、やりたいこと、興味のあることはたくさん出てくると思うのですが、この仕事は一生続けていきたい。マッサージすることで患者さんに少しでも楽になっていただけたらと思いますが、結果的には患者さんから私も元気をもらっています。エネルギーをやりとりするのが楽しいですね。自分でも疲れたりストレスを感じたときは、自らマッサージや、ストレッチをしたり、整体へ通っています。 |
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| アロマ以外にハマっているものがあれば教えてください。 |
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| 最近では、日本舞踊をはじめました。文章を書いたり頭を使うことが多く、カラダを動かしたい!と思って。明治時代に生きた女性に興味を持ったことがきっかけです。明治の女性は、熱い情熱を表には出さず内に秘めて生きる、そんな強い生き方に憧れたんですね。具体的にいえば、有吉佐和子さんの小説に出てくる女性や、「料理歳時記」を書かれた辰巳浜子さんなどです。少しでも近付きたくて、着物を着たり日本舞踊に挑戦しています。なかなか時間が作れないのですが、なるべく週に一度、通えるように調整する毎日です。 |
| やりがいや生きがいを探しているVeeスクールのユーザーへ、ひと言アドバイスをいただけますか? |
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| やりがい、自分でも探しています。今私がしていること、興味のあることが正しいのかどうかはわからない。ただ少しでも好きという気持ちがあれば、それでいいと思います。夢を持ちたい、みんなそういいますが、大それたことじゃなくていいと思うのです。日本舞踊も気になるから、やってみた。その結果、好きになった、続けたい、その思いがあるから続けられているのだと思う。私、こう見えて、実は非常に飽きっぽいんですよ。だから、思い立ったらすぐに挑戦しないと好奇心や情熱が続かない。あっと思ったら、手を出してみる。それで続かなければ、それは合わなかったということだと思います。どうせできない、とはじめから諦めるのと、やってみて違ったみたいと止めるのでは、意味が違いますから。えらそうに語っていますが、実は私も諦めかけることが多いんですよ。それをなんとか踏みとどまって意識してがんばっています。気になったら手を出してみてください。何かが見えるかもしれません。 |
| 3月に書籍を刊行されましたが、読みどころを教えていただけますか? |
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| 今回「アロマの惑星」という書籍を出版しました。これも私の新しい試みのひとつです。アロマテラピーというと特殊なものをイメージされるかもしれませんが、香りを嗅ぐという非常にシンプルな行為です。このシンプルな行為を、みなさんに楽しんでもらいたくて文章を書きました。別にアロマオイルなどの香りのことばかりではなく、みなさん、それぞれ懐かしい香りって持ってますよね? 布団の香りとか、男の人なら夏になるとスイカの香りでカブトムシを思い出すとか。そういった自分だけの香りを、本書で思い出していただけたら、と思います。 |
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