| 前回、中国ではいくつもの言語を使用しているというお話をしました。「では、特別自治区の言葉はどうなるの?」という質問をいただきました。そこで今回は、特別自治区の言葉についてご紹介します。 |
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北京語 |
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南方方言 (上海語・呉語、福建語、客家語ほか) |
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チベット系 |
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カムタイ系 |
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ミャオヤオ系 |
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タジク系 |
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モンクメール系 |
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トルコ系 |
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モンゴル系 |
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満州ツングース系 |
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朝鮮系 |
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| 前回もお話したように、中国は90%以上の漢民族と55の少数民族で成り立ち、5つの自治区、4つの直轄市、2つの特別行政区、22の省に分かれています。私たちがよく耳にする新疆ウイグル自治区、チベット自治区は、5つの自治区に含まれます。旅行先として人気の香港やマカオは特別行政区です。前述した中に含まれませんが、中国が自国の領土と主張する台湾は23番目の省とされています。 |
| 新疆ウイグル自治区 |
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| ヨーロッパとアジアをつなぐ場所に位置する新疆ウイグル自治区の言語は、時代によって使われる言語が違いました。最も古い時代にはインド・ヨーロッパ語(印欧語)を話していたとされています。5世紀にはコンスタンチノーブルに住んでいたとされるトルコ系民族の支配下となったため、当時のトルコ語が共通語となります。13世紀にはモンゴルのフビライが建国した元が進行しモンゴル系の言語となり、19世紀には清朝の支配による漢語系へと変化しました。現在では言語分布の地図を見るとわかるように、大部分で普通語のベースである北京語、西域ではトルコ系カザフ語、ウイグル語、キルギス語、一部で印欧語であるタジク語が使われています。 |
| 日本語 |
普通語 |
ウイグル語 |
| こんにちは |
ニーハオ( 好) |
ヤフシムーシズ |
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左はウイグル族、
右はチベット族の衣裳 |
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| チベット自治区 |
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| チベット自治区では主にチベット系の言葉を使っています。チベット語は四川省、青海省、雲南省の一部のほかに、ネパール、ブータン、インドなどの一部でも使われています。チベット語群とされるひとつの集団に含まれる言葉ですが、実は80以上もの方言に分かれます。現在は政治、文化、宗教の中心として発展するウ・ツァン地区の言葉がチベット文化圏の共通語になっています。チベット文字はサンスクリット文字を基に考案された表音文字です。小さな▼マークで音節毎に区切って記されるのが特長です。 |
| 日本語 |
普通語 |
チベット語 |
| こんにちは |
ニーハオ( 好) |
タシィデレ |
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| 台湾 |
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| 中国が独立を認めていない、23番目の省です。現在台湾に住んでいるほとんどの人が、17世紀頃に中国大陸の福建省南部からの移民のため、もともとは福建省の言葉を話していました。第二次大戦前には日本統治、戦後は蒋介石の興した中華民国の統治に入り、北京語使用の強制と北京語での教育のため、今ではほとんどの人が北京語を話します。最近では台湾語も復権し、日常会話にはよく使われています。また、70歳以上の年配者の中には今でも日本語を流暢に操る台湾人がいます。 |
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| 少数民族 |
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| 55の少数民族のうち、回族と満州族は漢民族の言語と文字を使用しています。ほかの53の少数民族は、それぞれ独自の言語を使用しています。さらにそのうち21の少数民族は独自の文字を持っていて、27種類の文字が使用されています。数年前にお茶のテレビCMで見かけたトンパ文字。これは雲南省の麗江ナシ族自治区で暮らすナシ族が1000年以上も、昔から使っている文字です。 |
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