一人横綱として活躍される横綱・朝青龍関。稽古に忙しい毎日を送る中、故郷モンゴルで平和を祈るイベント、その名も「平和を祈るキャンドル行進」を企画、参加。企画に至った経緯、我が子に対する意外な素顔など、普段の姿からは想像できない横綱の素顔に迫ります。
※このイベントの模様は8月14日TBS系で放送されます。 |
朝青龍 明徳
あさしょうりゅう あきのり
第68代横綱。高砂部屋所属。父親はモンゴル相撲の元関脇、兄弟4人はすべてモンゴル相撲経験者という、モンゴルでは有名なスポーツエリート一家に生まれる。平成11年1月に初場所を迎えて以来、わずか4年2ヵ月で横綱に。日本相撲協会期待の星。 |
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| 取材/宇佐美博幸 |
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――6月1日にモンゴルで行われた「平和を祈るキャンドル行進」プロジェクトの発起人とお聞きしましたが、経緯を教えてください。
みなさんは想像できないかもしれないのですが、実はボクは子供が大好きなんですよ。一人横綱として、さまざまなプレッシャーを抱える現在でも、我が娘の世話は欠かさない。一緒にお風呂に入ったり、おもちゃで遊んだり。もともと好きですが、自分に子供ができたことで、一層小さな命を持った“子供”という存在が、自分にとって重要になってきました。ボクなりに何か子供たちにできること、故郷、モンゴルの子供たちにできることはないかと思案し、3年前から行っているのが毎年6月1日のモンゴルでの子供を対象にした相撲大会なんですね。
――6月1日は特別な日なのでしょうか?
6月1日はモンゴルの「こどもの日」なんです。日本では5月5日「こどもの日」というと祝日で、家族単位で鯉のぼりや兜を飾るという感じですが、モンゴルでは国を挙げてのイベント。厳しい自然の中で暮らしているモンゴルの人々にとって、子供の成長というのはかけがえのないもの。モンゴルの未来を担うもの。ですから、一年のうちでも重要な日なんです。
――今年も相撲大会は開催されたのですか?
もちろん。ただ、新潟中越地震やスマトラ沖地震、昨年は立て続けに災害が起き、またイラク戦争など、世界各地で被害にあった子供たちが存在し、悲しい映像が目に飛び込んでいます。ボクにできることはないのだろうか、何かできないのだろうか。そう悩んでいたため、相撲大会のほかにもうひとつ、平和を祈るイベントを加えることはできないか、と考えたのがモンゴルでの「平和を祈るキャンドル行進」でした。
――電気のない広大な土地でキャンドルを灯す様子は幻想的でしょうね。
そうでしょう? どうせやるなら数え切れないほどのキャンドルを使いたい。キャンドルメーカーのカメヤマさんにお願いしたところ、なんと、3000本のキャンドルを提供してくれました。しかも、無償で即決! うれしいですね、ボクの思いが伝わった。
――当日はちゃんこ鍋もふるまったとか……
大きな鍋でちゃんこ鍋を作って、子供たちに日本の味を楽しんでもらいました。慣れない味でしょうが、みんな喜んでくれて。子供たちの喜ぶ顔を見るのいはいいものですね。相撲大会やちゃんこ鍋は盛況だったのですが、肝心の「平和を祈るキャンドル行進」は、みんなが参加してくれるのか、どきどきハラハラしました。
――実際は大盛況だったそうですね。
開催は夜9時すぎの予定でした。スタート地点である広場には予想以上の参加者が集まっていて、ほっとし、感動しました。明かりのない暗闇に3000本のキャンドルが灯る光景は感動でした。みんなの“平和への願い”が、世界中で暮らす人々に届いてほしい。
――この様子は8月14日にテレビでオンエアされるんですよね?
8月14日TBSテレビで放送されます。来年2006年はチンギス・ハンがモンゴルを建国して800年の年に当たります。今後さまざまなイベントが日本でも紹介されるでしょう。その第一弾として、8月14日放映のモンゴルの姿を見てほしいですね。そして、できれば、ホンモノのモンゴルを体感するために、ボクの故郷を訪れてください。
――ありがとうございました。
このイベントは8月14日TBS系14:00より放映されます。
ぜひ横綱・朝青龍関の活動をご覧ください。 |
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写真協力/宇佐美写真事務所
取材協力/カメヤマ株式会社 |
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