資格・スキル・趣味・学校の専門サイト−【VeeSCHOOL.com】

比較表(0件) | サイト活用法 | サイトマップ | お気に入りに追加 

資格・スキル・趣味・学校の専門サイト

資格・趣味講座 VeeSCHOOL
このページを友達に教える
メール送信!
ようこそゲストさん MYページへMYページへブックマークログイン
資格・趣味講座TOP特集・記事一覧特集性感染症、エイズについて、考えたことがありますか?
性感染症、エイズについて、考えたことがありますか?
厳しい暑さも遠のいて、すっかり秋の気配が漂うこの頃。今年の夏、あなたは新しい恋のチャンスに恵まれた? あるいは彼、彼女とすてきな夏を過ごしたのかな? ウキウキ気分のあなたに贈る、考えるべき問題、「性感染症」。なかでもエイズは先進国の中でも、日本のみが増えているとか。筑波大学大学院人間総合科学研究科、母性看護学・助産学の講師である、野々山未希子さんに、「性感染症」の実情をお聞きしました。
野々山未希子

筑波大学大学院人間総合科学研究科 看護科学系 母性看護学・助産学講師
学校を卒業後、助産師に。周産期医療の臨床、母性看護学の教育、HIV感染症の臨床を経て、現在は母性看護学および助産学の教育に携わる。性感染症の予防教育をライフワークとし、講演のため全国の学校などを精力的に回っている。
野々山未希子
――先日、先進国の間でエイズ患者が増えているのは日本だけ、という記事を新聞で見つけましたが……

野々山未希子エイズだけではないですよ。他にも増えている性感染症全体があります。HIV感染症に限らず、性感染症全体としてお話しますね。現代は、若い方のセックスに対するハードルが低くなっています。好きになったらキスをする、コミュニケーションとしてセックスをする、セックスをすることで相手の性格や相性を判断して、合わなければ別れる。小・中・高校生の間では、こういう考え方が広まってきている。セックスへのハードルが低いのに避妊や性感染症予防の正確な知識がないから、妊娠や感染してしまう人が多くなっています。

――感染症の種類は増えているのですか?

ご存知の通り、エイズは近年になってわかった感染症ですね。性病予防法の時代の「性病」は、淋病、梅毒、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫の4つの疾患しかありませんでした。現在はクラミジアヘルペス、HIV感染症などの疾患も含め、多くの疾患が性行為により感染することがわかっています。淋病、梅毒、クラミジア、トリコモナスなどは性感染症と認識されやすいですが、例えば肝炎と聞いて、性感染症と思います? A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎など、セックスすれば移るものはすべて性感染症です。性感染症の種類が増えているのは、あたらしく見つかった疾患だけではなく、セックスのスタイルが多様化したことにより性行為が原因で感染する疾患の認識が変わったことも原因です。以前は同性愛者を別にして、アナルセックスは一般的ではなかったかもしれません。でも、今はオーラルセックスやアナルセックスが一般的なセックスのスタイルの1つとなっています。そのため、A型肝炎や赤痢アメーバのような経口糞便感染による疾患や、クラミジアや淋菌の咽頭感染が増えているんですね。病原体によっては、ノドから肺へ菌が入って肺炎を引き起こすこともあります。

パピローマウイルスというウイルスがありますが、このウイルスは約100種類もの遺伝子型にわけることができます。このうち数種類はガンを誘発することが知られていますが、今までは子宮頸癌や陰茎癌の原因とされていました。でも、性行為の多様性に伴って、オーラルセックスによる咽頭感染から咽頭癌が増えてきていることが報告されました。性感染症の症状が出る場所は外性器だけではなくて、アナルセックスにより肛門から腸に、オーラスセックスにより咽頭・喉頭に、ビデオ等で影響されて女性の顔目掛けて精子を出すせいで、目や顔の皮膚にと、症状の出る場所も広がっています。

――なぜこんなにも性経験の若年化が進んだのでしょうか?

性行為をすることがすべて悪いといっているのではないのです。まあ、若年化していることは喜ぶことではありませんが。セックスをするのなら、性感染症予防や避妊をして、安心で安全なセックスをしてほしい。自分たちで責任が取れるような知識と行動がともなってからにして欲しい。けれど性に関する教育を行うことは、政治家や自治体などの中に、反対する人たちもいます。以前も厚生省の外郭団体が作成した性教育用テキストを、不適切な内容を含むとして、文科省が回収、焼却しました。中高生に女性用コンドームや同性愛、性虐待への対処を教えることが不適切と判断されたようです。東京都の性教育の手引きには、生殖器や性行為を具体的に示す表現、想像させる表現は不適切、と書かれていますが、これでは危険を回避するための性教育はできないですよね?

今の時代は、正しい知識を教えてくれる大人がいなくても、子供たちは日常で性の情報をわんさか吸収しているのです。小学生が読む少女コミック誌をめくってみると、キスシーンのオンパレードですよ。男性誌のひどさは問題外です。電車に乗れば、性衝動をかきたてる大人向けの雑誌の広告が写真入で並んでいます。わいせつな写真や記事はコンビニで立ち読みできます。子どもが見る時間のテレビにもベッドシーンがでてきます。予防知識は入らないのに、方法や快楽の情報は知ろうとしなくても勝手に目に、耳に飛び込んでくる。

――日本よりも欧米のほうが、性行為の若年化は進んでいるような気がするのですが、欧米ではなぜエイズ感染者が増えていないのでしょう?

海外では、子供が目にする可能性のあるメディアには、性衝動を誘発するシーン等は規制されています。さらに、ヨーロッパのある国では、性行為をするようになったら思春期クリニックへ行く、という教育がなされている。学校教育の中でも、性行動の結果に妊娠や性感染症があることを教えている。もちろん、親にはそのような教育を子どもに受けさせる権利も、受けさせない権利も与えられている。セックスが完全に避けられないことなら、科学的に正しい知識を教えましょう、という考え。だから、10代の子に、避妊用のピルの処方もしてくれます。クリニックでは医師が正しい予防法を教えてくれる。セックスを開始する前に正しい知識を教える、あるいはセックスをするなら必要な情報を得たり、検査をするためにクリニックへおいで、という教育がされている。コンドームキャンペーンによって性感染症を減らした国もあります。

――日本のコンドーム使用率は高いと思うのですが……

さまざまな学校で講演を行ったり、子供たちから相談を受ける機会が多いのですが、何人もの「ちゃんとコンドームしたのに、妊娠しちゃった」という高校生に会いました。でもよく聞いてみると、使い方を間違っている。日本のコンドームは質がいい、一般的に使用されているといわれていますが、正しい使い方が伝わっていない。それに避妊用として使用しているから、病気の予防にはなっていない。

――性感染症には自覚症状がないものもありますよね? 治療しないままですと、どうなるのでしょうか?

性感染症の中には、クラミジアのように自覚症状がほとんどないものもあります。ですから治療しないまま10年、15年と過ごしてしまうケースも多い。そうすると、精管や卵管がつまって不妊症の原因になってしまうケースが増えていることが指摘されています。少子化、少子化と叫ばれていますが、不妊治療だけではなくて、不妊の原因に1つである性感染症にも目を向けるべきだと思いますね。

10代の話だから関係ない、なんて思っている方がいたら、大間違いですよ。20年ほど前までは、子どもがセックスするのは不良や非行といった言葉と結びついていましたが、今は本当に普通の子が性行為を行っている。男の子も女の子も、セックスをしないとイケてない、かっこよくない、バカにされる、付き合った数が多いと自慢できる、などと書かれた雑誌の情報に踊らされている。

本当に普通の10代がセックスを経験している。それに、普通の小中学生にまで風俗が入り込んでいる。狙われているんです。性情報を煽ったメディアの責任も大きいですね。予防方法を知らずにセックスして、自分が病気になったことにも気がつかない子たちが、治療しないまま次の相手と性行為をする。そうやって性感染症を広げているのです。自分は1人としかセックスをしないからといっても、相手の過去はわからないでしょう? コンドームなしのセックスをしていれば、相手が1人でも病気になる可能性はあります。

――国の教育もメディアも、非協力的ですね。その中で活動されてむなしくなりませんか?

でも、誰かがやらなくては、子どもたちは救われない。そう思って地道に教育している人たちがいます。命を大事にしてほしいのです。私、もともとは助産師なんですよ。助産師時代に10代の子が妊娠を報告に来て、「おめでとう!」と一緒に喜んだのに、親や学校に強制されて中絶することになったり、出産すると決めたら退学になったり。こんなに悲しいことはないです。その後、HIV感染者の出産に立会う機会もあり、いつの間にか性感染症の予防を専門に講演、研究するようになりました。

その中で感じるのは、多数の大人が自分は、自分の子どもは大丈夫と思ってしまうこと。自分には関係ないと思わないでください。正しい予防をしなければ、いつ感染しても不思議はないのです。そして、国には性教育の位置付けをきちんとしてほしい。今の状態では性感染症の感染者は増えるでしょうし、国がきちんと教育する責任をもってくれないと、いつまでも草の根的な教育のままですよね。
もしかして……!? と思ったら、即病院へ! 主な性感染症の症状を紹介します。
梅毒
潜伏期/10〜90日、粘膜、血液から感染
症状/
・性器に1センチメートル以内のしこりやブツブツができる
・ももの付け根がぐりぐり腫れる
感染から3ヵ月ぐらいで手足に発疹
・長い間治療をしないでいると、脳にも障害をおこす
淋病
潜伏期/2〜10日、性器以外、尿道、直腸、咽頭、目にも感染
症状/
・女性は症状が少なく、病気が進むと尿道から膿、排尿時の痛み、黄色い濃いおりものが出る
・男性はペニスの先から膿が出る
クラミジア感染症
潜伏期/1〜3週間、性行為で感染
症状/
・まったく症状がないことが多い
・女性は、軽い下腹部の痛み、おりものの増加、排尿時の痛みなどがある
・男性は、排尿時のヒリヒリ感、ペニスから膿が出る
 
B型肝炎
潜伏期/8〜12週間、アナルセックス、生理中のセックスなど、血液感染による
症状/
・感染しても急性肝炎は少ない。多くは症状のない不顕性肝炎。劇症肝炎になるのは2〜3%で、うち死亡に至るのは約75%
性器ヘルペス
潜伏期/2〜10日、再発しやすい
症状/
・一度感染すると体内に残り、体力が落ちているときに再発する
・性器のかゆみ、灼熱感、排尿時の痛み、性器の皮膚や粘膜に小さな水泡、水泡が割れると潰瘍
 
尖形コンジローマ
潜伏期/3ヵ月程度、性行為で感染
症状/
・外陰部や膣内、肛門周囲などにイボや潰瘍ができる。種類によって痛みのないことも
・進行すると子宮頸ガン、陰茎ガンになる場合もある
トリコモナス
潜伏期/1〜2週間、下着やタオル、トイレ、風呂からも感染
症状/
・自覚症状がなく、気付きにくい
・女性は、おりものが増えたり、臭くなる、外陰部が赤くなる
・男性は、排尿時の痛みがある
 
HIV感染
潜伏期/数年〜10数年、性行為、血液からも感染
症状/
・性感染症にかかっていると感染しやすい
・感染初期に発熱、リンパ腺がぐりぐり腫れる、ノドの痛みがあることも
・数年から数十年の間は症状がなく、外見からはわからない
・免疫力低下、原因不明の発熱、下痢、体重減少、肺炎、ガンにかかりやすくなる
・完全に治す薬はないが、治療により長期コントロールすることは可能
おすすめ講座
看護・医療福祉 保育士 医療事務 調剤報酬請求事務 カウンセラー アロマ
医療&福祉 バックナンバー
ホームヘルパー転身ストーリー

ホームヘルパー資格を活かして介護福祉士へラクラクSTEP UP!!

性感染症、エイズについて、考えたことがありますか?

介護の世界、本&DVDで体験しよう!

医療・福祉・癒しスクール大特集

医療・福祉特集(1)「医療関係のお仕事」

医療・福祉特集(2)「通信講座で、手に入れよう!」

通信講座で学んでめざせるお仕事紹介(医療事務のお仕事)
記事一覧
記事一覧画面へ
BACKBACK ページの先頭へ
|  首都圏  |  全国  |  北海道・東北  |  関東  |  中部  |  関西  |  中国・四国  |  九州・沖縄  |  
 その他のサービス
|  会社概要  |  利用規約  |  プライバシーポリシー  |  情報掲載お問い合わせ  |  お問い合わせ  | PROTO

Copyright 1999-2008 PROTO CORPORATION All Rights Reserved.