ついに日本初のプロバスケットボールリーグ「bjリーグ」が11月5日開幕しました。東京・有明コロシアムなど全国3会場で記念すべき開幕戦が行われた中、VeeSCHOOL.com編集部は初日最多の4190人の観客を動員した「大阪エヴェッサ VS 大分ヒートデビルス」(大阪・なみはやドーム)の観戦に行ってきました。
12:30の開場を前に入り口には長蛇の列。たくさんのブースター(ファン)が駆けつけていました。
そしてついにbjリーグの門出のとき・・・・・・
大音量のBGMと試合を実況するDJの声が場内に流れ、ブースターの心はどんどん掻き立てられていきます。オープニングアトラクションのダンスパフォーマンス、さらに選手紹介の時には特設スクリーンと照明灯で盛り上げ、派手なオープニングで会場はコンサート会場のような熱気に包まれていきました。 |
白熱した展開に大興奮!
2mを越す選手達がコート上を縦横無尽に走り回り、第1クオーターは28対33で高さを誇る大分リード、しかし、第2クオーターでのワシントン選手のリバウンドからの速攻で大阪逆転。まさに肉弾戦と言える選手同士によるゴール下でのぶつかり合いが繰り広げられ、前半は50対46と大阪リードで終了のブザーが鳴りました。
ここでふっと一息、クールダウンのはずのハーフタイム。しかしプレー中の熱い気持ちを冷ますことなく、音楽とダンスの演出で常に楽しませてくれるbjリーグならではのエンターテインメント性を強く打ち出した時間となりました。
第3クオーター開始後も一進一退が続きます。3ポイントシュートを撃つ大分の選手の手からボールが美しく弧を描きゴールに吸い込まれたと思えば、負けじとゴールリングに手を掛けて大阪のダンクシュートがダイナミックに放たれます。ゴールが決まるたび大きな歓声が上がり最後の最後まで勝利を追い求めた選手の姿は、客層の中心となる10代後半から20代の若い世代のみならず、会場中の心をしっかり掴んでいるのがしっかり感じられました。
シーソーゲームも5点差となり、大阪は残り1秒まで奇跡の逆転を目指してプレーしましたが、結局100対95で大分が歴史的初戦を勝利で飾り、初戦は終了しました。勝利に湧き上がる大分勢に背を向け、悔しさをにじませながらも大阪の選手、コーチ陣はプロリーグ開幕戦を力いっぱい戦った充実感で満たされていたように感じました。
翌日の開幕第2戦では、開幕戦の雪辱遂げ、大阪が大分に87対70で圧勝。大阪の選手達は盛り上げてくれたブースターに感謝したいと試合後も時間の許す限りサインや写真撮影に応じ、本当の笑顔を見せてくれました。 |
「夢」を「夢」で終わらせない。必ず成し遂げる。
各会場のブースターを熱く沸かせたこの晴れの日は、容易にやって来たわけではありません。
昨年、bjリーグ河内コミッショナーが代表を務めていた新潟アルビレックスが日本協会傘下のスーパーリーグを脱退し、計6チームのプロリーグ設立を宣言。
それから1年3カ月。日本協会との対立に苦しみ、まだ早いと言われながら、ようやく開幕にたどり着いたのです。
2005年11月5日、「『バスケがしたい!』。その想いでこの日のために準備をしてきました。選手、関係者、そしてブースターが一緒になって『バスケをしましょう!』」と開幕宣言で呼びかけた河内コミッショナーは、各会場の試合でスタンドが沸き、映像や音楽、ダンスで華やかに飾り、開幕成功を実感。「ここが日本か、と思ったくらい。時期尚早の意見がある中、リーグをつくってよかった」と満足そうに語っていただきました。
また開幕戦で3ポイントシュートを3本決めた大阪エベッサのポイントガード城宝選手からは、夢を形にしたいけれど、なかなか実行に移せないVeeSCHOOL.comのユーザーに力強いアドバイスをいただきました。
「頑張れば実現できる。必ず結果が出せる。例えばバスケなら練習を重ね、上を目指せば夢であったプロとして多くのお客さんに喜んでもらえる試合ができる。どんなことでも、諦めず頑張ってほしい。」
まさに夢を実現させた城宝選手は、自信に満ち溢れた目でそう答えてくれました。 |