| 夏といえば怖い話はお約束。今回は、6月24日土曜日に公開が決定した、香港、日本、タイによる三ヵ国合作サイコホラー映画『BLACK NIGHT <ブラックナイト>』に出演の瀬戸朝香さんが登場。映画の見所や芸能界に入るときの思い出話を伺いました。 |
  |
 |
瀬戸朝香
せとあさか
1976年愛知県出身。92年映画『湾岸バッドボーイブルー』でデビュー。同作にてキネマ旬報新人女優賞を受賞。01年香港映画『バレット・オブ・ラブ』に出演、香港四天王の一人、レオン・ライと共演し、海外でもその演技を絶賛される。翌年には『とらばいゆ』で第24回ヨコハマ映画祭主演女優賞受賞。05年『着信アリII 』 『2/2』、06年本作、『DEATH NOTE デスノート』等映画のほか、CMやテレビドラマなどでも活躍。 |
 |
|
 |
  |
 |
『BLACK NIGHT <ブラックナイト>』
世界から一目おかれるようになったアジアンホラーを集結! 香港、日本、タイを代表する気鋭の映画監督が、自国の首都を舞台に繰り広げるホラーオムニバス。香港が舞台の『第一夜 隣人』では話題の華流スター、アニー・リウ、ディラン・クォ、『第二夜 闇』を飾る日本の作品では海外でも評価の高い瀬戸朝香、柏原崇、『第三夜 記憶』では、タイ国内で今最も注目を浴びているピッチャナー・サクサゴーンが主演。俳優陣も華やかで、見ごたえあり。暑い日本の夏に、いちばんの涼を与えてくれる作品は、さあ、どこの国!? |
 |
『第一夜 隣人』(香港)
監督/パトリック・レオン 出演/アニー・リウ、ディラン・クォ
|
 |
『第二夜 闇』(日本)
監督/秋山貴彦 出演/瀬戸朝香、柏原崇、田口トモロヲ
|
 |
『第三夜 記憶』(タイ)
監督/タニット・チッタヌクン 出演/ピッチャナー・サクサゴーン、カチョンサック・ラッタニサイ
|
| © 2006 MOVIE-EYE ENTERTAINMENT INC.,FIVE STAR PRODUCTION CO.,LTD., FILMKO ENTERTAINMENT LTD. ALL RIGHTS RESERVED. |
|
  |
――『着信アリII』とホラーが続いているようですが……
ホラーを観るのは苦手なんですよ(笑)。仲間同士でワイワイしながら観るのはいいんですが、一人でじっくり……というのはだめ。ですから最初に台本を渡され流れを掴むために読んでいるときも、いろいろ想像してしまって怖くて。でも役作りのために読み込むようになると、ここは恐怖の見せ場だ、なんて思いながら読むようになって楽しいですね。
今回私が演じる女性、由紀は、水族館で働いているという設定だったので、水族館でのシーンがあるんですね。北関東に存在する実際の水族館に協力していただいたのですが、撮影は閉館後。魚たちは休む時間ですから、館内の照明が消えている中での撮影で、スタッフが周囲にいるとはわかっていても怖かったです。あるシーンの撮影中、ボンッ、ボンッとにぶい音がするんですよ。なにっ!? なんの音っ!? スタッフみんなでビクビクしながら音のする方へ階段を下っていくと、イルカの水槽がありました。イルカが水槽を叩いている音だったんですね。いつもは誰もいない時間に人がいるんで、イルカも興奮していたのかも。そばに行くと近寄ってきて、かわいかったです(笑)。
――ホラーのヒロインとしての役作りはいかがでした?
『BLACK NIGHT <ブラックナイト>』は香港、日本、タイの三ヵ国合作のサイコホラー映画。私が出演する『第二夜 闇』では、ヒロインは、結婚間近で幸せいっぱいのはずなのに、悪夢を見て苦しむ。その原因を探るために、精神科へ通うというストーリー。香港やタイの作品よりも心理的な怖さを追求しています。30分という短い時間の中で、ストーリーと恐怖を伝えなくてはならない。またヒロインのセリフが少なくて、台本にも「……」と表現されているところが多いんですよ。難しかったですね。微妙な感情を顔だけで、表情だけで表現しなくてはならない。表情一つで捉え方が変り、別のものになってしまう。セリフがあれば、セリフと表情で表現できますよね。
――『BLACK NIGHT <ブラックナイト>』の見所を教えてください
日本の作品では、幸せであるはずのヒロインが、なぜか悪夢を見続ける。最初の数分でどういうことっ!? と引き込まれると思います。ストーリーを追うごとに謎が少しずつ明らかになっていく。そして、こういう結末かっ!? と意外性を楽しめると思います。日本の作品の怖さを一言でいうなら「じんわりとした恐怖」ですね。
最初の作品は香港の『第一夜 隣人』。非常にスピード感溢れるテンポのよいホラーらしい作品です。次に、日本の『第二夜 闇』でじんわりとした怖さを味わって、ラストはタイの『第三夜 記憶』で、家族や愛というものを考えさせられる。非常にバランスのとれた作品だと思います。暑い夏をちょっぴりひんやり過ごすのに最適な映画です。
――もともと女優志望だったのですか?
いえいえ、まったく考えたことのない世界でした(笑)。中学3年生の夏休みに、実家にマネージャーがスカウトに来てくれたのがきっかけです。でも愛知の山奥ですよ(笑)。聞き覚えのある事務所でもなく、怪しい、と疑心暗鬼で断ったんです。それから冬休みまで、何度も電話をくれたり、実際に足を運んでくれたり、重なるにつれその熱意は感じました。それでも乗り気にはなりませんでしたね(笑)。
冬休みに、「東京に遊びにおいで、案内してあげる」と言われて、上京したんです。そうしたら、いきなりスタジオに連れていかれ、メイクして用意されている服を着て、ハイ立って、という感じでフラッシュが光る中、写真を撮られていた(笑)。何パターンものメイクと服で写真を撮って、終わったのが夜の9時。夕飯を食べてマネージャーの家に帰ると、今度はこの世界に入る説得が始まる。結局東京で遊ぶことはなく帰郷しました。その後、写真を見せていただいて、自分がこんな風になるんだ、と感動。進路を決める時期でもあって、挑戦してみようと決心しました。
――そのあとは順調に……?
そうでもないんですよ。上京してすぐ映画のお仕事をいただいたのですが、その後は一年ほど暇な時期が続きました。実家が愛知で、しかも当時14歳ですから、東京に知り合いがいない。話す人といえばマネージャーしかいないんですよ。もう寂しかった、辛かった。17歳のときに連続ドラマのお仕事いただいて、同年代の方と時間を過ごすことができて、心から現場が楽しい!と感じました。でもその仕事が終わるとまた一人。10代はやめようかな、実家に帰ろうかな、というホームシックとの戦いでした。
――いつごろから“自分の仕事は女優”と思えるようになったのですか?
20代になって仕事がコンスタンスに入って、やっと仕事が楽しいと思うようになりました。その頃から、少しですが自分の意見も口にできるようになりました。それまでイメージがあるからと、ヘアスタイルも勝手に変えることはできなかったんですよ。CDを出したり、写真集を出したり、さまざまなお仕事をいただきましたが、25歳ぐらいでしょうか。やはり自分にとって女優がいちばん、とわかりました。それからですね、自分から役の提案をするようにもなったのは。夢を掴む方法は人それぞれ。最初からコレという人もいれば、私のように目の前のことをこなした結果やりたいことが見えてくる人もいるのではないでしょうか?
――今後の夢を教えてください
一つの役にとらわれず、幅広く可能性を伸ばしていきたい。具体的に挑戦したい役だと……、最近は強い女性を演じる機会が多かったので、逆の、芯の通ってない、情けない女性というものを演じてみたいですね(笑)。シリアスな役が多いので、そのイメージを覆すようなコメディにも挑戦してみたい。いつそういった役にめぐり合えてもいいように、今与えられる役をきちんとこなして、演技の幅を広げていきたいです。
――ありがとうございました。情けない女性、コメディを演じる姿を楽しみにしています。
|
|
| 撮影/小田原リエ ヘアメイク/山田かおり(アージェ) スタイリスト/阿井真理 |
|
Q1 ほしい資格はありますか?
ネイルアートの資格がとりたいです。
Q2 最近ハマっていることは?
ネイルアート! 今日も自作なんですよ。あと、最近アロマオイルにこっていて、お風呂に入れたりしています。
Q3 悩みの解決法は?
う〜ん、悩みだすとキリがないタイプなんです。友達に相談をすることもありますが、悩みに悩んで時間が解決ということが多いですね。こんなに悩んだから、もういいか、という結論になることが多いかな。
Q4 もし女優ではなかったら、何になってますか?
保母さん。子供が大好きなんですよ。
|
|
|
|
|
|
|
 |
 |
バックナンバー |
|
|
 |
記事一覧 |
|
|
|