SAD MOVIE<サッド・ムービー>・インタビュー 別れを美しく表現したい!

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別れを美しく表現したい! 「SAD MOVIE<サッド・ムービー>」チョン・ウソン、チャ・テヒョン来日   別れを美しく表現したい! 「SAD MOVIE<サッド・ムービー>」チョン・ウソン、チャ・テヒョン来日
11月11日(土)より全国映画館でロードショーされる韓国映画「SAD MOVIE<サッド・ムービー>」。4組の別れの場面を描いたせつないアンサンブルストーリーは、「温かな涙が頬をつたう」「心を揺さぶる」と韓国で大ヒットとなりました。日本公開に向け、このほど8人の主役のうち4人が来日、「SAD MOVIE」の見所などを伺いました。
「SAD MOVIE<サッド・ムービー>」あらすじ
恋に不器用な消防士とプロポーズを待つ彼女、愛に終止符を打ちたい女性と彼女の心をつなぎとめようとする男性、初恋の人を思い続ける耳の聞こえない少女とそんな彼女に思いを寄せる絵描きの青年、病に倒れた母と母を守ろうとする息子。それぞれ、別れを避けるために痛いほどの努力をするのだが……。
チョン・ウソン
チョン・ウソン
――今回の映画に出演をする決め手となったのは何ですか?

チョン・ウソン(以下チョン) : 最初は監督にシナリオを渡されて「感想を聞かせてほしい」とだけ言われたんです。読んでみると、こんなにも別れを美しく表現できるものかと感動し、出演を決めました。実はエピローグの部分でアジア映画らしさがうまく出ていないことが残念だと感じていましたが、本編ではそれも払拭され、とてもいい映画に仕上がったと思っています。シナリオを読んでいる段階から、ハソク役にはチャ・テヒョンがぴったりだと思い、彼に出演を勧めたんです。

チャ・テヒョン(以下チャ) : チャン・ウソンさんからの勧めもありましたが、ハソク役なら上手に演じられそうだと思ったし、多くの俳優が出演する映画で自分は何をできるのか、そんな楽しみもあり、出たいと思ったんです。

シン・ミナ(以下シン) : ハリウッド映画の「ラブ・アクチュアリー」のように、多くの俳優が出る作品で面白そうだなと思ったのがきっかけです。「ラブ・アクチュアリー」とは違って別れを描いた映画ですが、悲しいだけじゃない、いいシーンがたくさんあります。それも、出演の決め手のひとつになりました。

ヨ・ジング(以下ヨ) : 監督がこのフィチャンという役に僕を選んでくれて、本当に感謝をしています。フィチャンはお母さんを思いやる子供で普段のいたずらっ子の僕とは違います。親思いのフィチャンから学ぶことはたくさんありました。


チャ・テヒョン
チャ・テヒョン
――4つの別れのエピソードが描かれています。どのエピソードがいちばん好きですか?

チャ : シナリオを読んだ段階では、自分が演じたハソクでしたが、完成した作品を見ると、ヨ・ジング君の演じた母と子の別れのエピソードがいちばん心に響きました。

ヨ : 僕も、自分演じたエピソードが一番好きです。どのエピソードも別れのシーンがとてもいいんです。チャン・ウソンさんが演じた、消防士が火災現場の中で彼女に別れを言うシーンも好きです。

シン : 私が演じたエピソードは、可能性を残した別れであったと思うんです。ですから個人的には自分のエピソードが好きですね。

チョン : 自分のエピソードが好きですけれど、演技に集中しすぎてクライマックスのシーンで顔がゆがんでしまい、ちょっと気に入らないんですよ(笑)。


シン・ミナ
シン・ミナ
――みなさんの別れのエピソードを聞かせていただければ。

チャ: いや〜、新婚なので……(笑)、言えません。

ヨ: 9歳だし、まだ女の子と付き合ったことはないのだけれど、2年生のときに大好きだった女の子が引っ越してしまったのは、すごく悲しい思い出です。

シン: 別れの具体的なエピソードは申し上げられませんが、出会いがあれば別れはあります。別れを通して逆に愛であったり、思い出を大切にする気持ちを考えることがあることに気付き、別れもいい経験だと思うようになりました。


――映画では美しい涙を流されています。涙の演技のコツはありますか。

チョン: 役柄が置かれた状況を考え、そこに第三者から見た「哀れみ」を加えることで、涙の演技を成り立たせています。

チャ: 私は男性が泣くこと自体が好きなじゃいので、泣く演技も難しいと思っています。セリフの中の感情で泣くことはできますが、セリフなしで泣くのは大変。まだまだ演技者として未熟だと感じています。

シン: 泣く演技はプレッシャーが多いですね。亡くなった祖母を思い出しながら泣くことが多いのですが、その時に流す涙が劇中の演技と合わないこともあります。今回は顔にやけどの跡があるなど、ルックスからしてコンプレックスのある女の子の役で、映画の中に悲しみが漂っているので、わりと自然に涙がでてきました。

ヨ: 僕は、仮に家族の誰かがケガをしたり、死んじゃったりすることを思い浮かべます。でも、誰も死んだりしてはいませんよ。


ヨ・ジング
ヨ・ジング
――撮影中のおもしろいエピソードを教えてください。

シン : 劇中で耳の聞こえない役でしたが、チョン・ウソンさんは、撮影の合い間にもすごく大きな声で話し掛けてくれていたんです。最初はびっくりしましたが、徐々に慣れて、今では笑えるエピソードになりました。

チョン : 私は普段、アドリブが多いほうではないのですが、恋人役のイム・スジョンさんと耳の聞こえない役のシン・ミナさん、この2人は劇中では姉妹役なのですが2人の手話がちょっと妙だったので、反応を見ながらアドリブを入れていったのがおもしろかったかな。

チャ : 僕はチャン・ウソンさんと違ってアドリブをたくさん入れるほうなんですが、別れの映画ですからアドリブは極力おさえるようにしていました。それからボクシングの叩かれるシーンの撮影では、実に6時間近くも叩かれっぱなしだったので、終わってからもしばらく頭がジーンとしてしまって、大変でした。

ヨ : チャ・テヒョンさんと遊園地で会うシーンがあるのですが、僕がため息をつくとテヒョンさんも同じようにため息をついたり、オウム返しされたり。そんなチャ・テヒョンさんとのキャッチボールが楽しい思い出です。


チョン・ウソン
――最後に、日本で共演したい異性の俳優がいれば、教えてください。

チョン : 「ラスト・サムライ」の小雪さんです。

チャ : 異性ではないけれど、竹中直人さんが好きです。一緒に演技がしたいですね。

シン : オダギリジョーさんですね。「ゆれる」という映画を観て、演技に感動しました。

ヨ : 日本の映画を観たことがないので、誰がいるのかわかりません……。ごめんなさい(笑)。


――ありがとうございました。
撮影/菅沢健治 取材・文/原沢リヱ
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