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パッションフルーツのおいしさを多くの人に伝えていきたい!

パッションフルーツ・製造販売
橋爪敏子さん
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パッションフルーツとの出合いは?

東京に住んでいた頃ですから、もう40年近く前になりますね。植物画家だった主人が『原色日本のラン』という図鑑を作るため、一緒に屋久島に行ったんです。そうしたら台風に合い、3日間宿に缶詰になってしまって。台風が過ぎ去った後、宿の裏手にあった畑に、木から落ちたパッションの実が色鮮やかに転がっていたんです。手にとって食べてみたらものすごくジューシーでおいしくて! それがパッションフルーツとの出合いですね。でもその時は、仕事にするなんて夢にも思ってなかったですけれど。 |
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それがどうして仕事に?

これも主人の仕事が縁で、25年前から石垣島に足を運ぶようになったんです。その流れで10年前、仕事の変化や娘が持病を持っていたことも重なり、移住を決意。せっかく南の島に住むのなら、ここでしか出来ないことをやろうと思ったのがきっかけですね。屋久島で味わったパッションフルーツの味が衝撃的だったので、それをジュースやジャムにして商品化しようと決めました。まずは地元の方に栽培を依頼。しかし、残念なことに誰も興味を持ってくれない……。それなら自分達でやるしかない!と、空港の近くに畑を借りてスタート。努力の甲斐あって、徐々に契約農家が増え、地元の人も応援してくれるようになりました。嬉しかったですね。 |
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商品化するのに苦労したところは?

うちのジャムは果汁と果皮とお砂糖だけで作っているんです。ペクチンという多糖類を使用すると簡単に固まるんですが、それはなるべく避けたかった。そこでリンゴや柑橘類など試行錯誤した結果、現在はパッションフルーツの果皮を使うところに落ち着きました。皮をペティナイフでうす〜く剥いて使用するんですが、かなり神経を使うので、1日10個が限界! もう職人技といってもいいくらい(笑)。ジュースも上質の砂糖と果実のみ。素材の味を活かすため、真空低温の製造で短い時間で仕上げているので甘みと酸味のバランスが絶妙! 極めてシンプルに、素材の良さや美味しさにこだわっているんです。 |
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栽培方法のこだわりは?

有機栽培であること、それと100%露地栽培を実践しています。電照栽培だと収穫時期は早くなるんですが、果実の味が驚くほど劣るんです。そこで本来の収穫時期である5〜8月、11〜1月に収穫し、農薬を使わないことでクオリティをキープ。でも沖縄という土地柄、台風は半端じゃなく多くて、大型のだとほぼ全滅状態になってしまう。当初は石垣島産のみを使用していたんですが、台風対策ともっと安い価格でお客さまに商品を提供したいという思いから考えついたのが海外生産でした。 |
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フィリピンのミンダナオ島に畑と工場を持っていらっしゃるんですよね

そうです、スリランカや南米、台湾などいろんな地に出向いて気候や土壌などをリサーチした結果、ミンダナオ島に辿り着きました。主人が現地で指導を行い、やっと起動にのってきたところです。おかげで大きな台風のあった年でも、安定した出荷数を保てています。海外といっても、栽培方法はほぼ同様に行っていますから、品質が落ちると言うことはまったくないんですよ。 |
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今後の夢は?

パッションフルーツの本当のおいしさを一人でも多くの人に知ってもらいたいですね。香りや食感、酸味も含め、果物のなかでも独特なんですよ。それとやはり、パッションに出合ってなかったら、この島に移住しても長くは住めなかった。そういった意味で、今後は地域への還元も含め、石垣島の自然を体感できる場所や環境を創っていけたらと考えています。
取材・文/スタイルワークス |
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パッションフルーツ専門 川平ファーム
http://www.passion-jp.com/ |
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